今日のコース
- 極楽寺
- 成就院
- 虚空蔵堂
- EKIYOKO BAKE
- 長谷寺
- てぬぐいカフェ 一花屋
- 光則寺
久々にすこんと晴れた10月半ば、混んでるだろうな混んでるだろうなぁと思いながら鎌倉に行きました。
子供が帰って来るまでの時間をまるまる自分のために使える日が今、月に3日くらいしかなくて、しかもこんなに天気が良い日は久しぶり。
どこに行くかすごく迷った末、鎌倉で1番好きなお寺、光則寺を中心にまわる事にしました。
まずは江ノ電で極楽寺駅へ。
このブログでも何度も書いていますが、この辺りは私の中で不動のNO1ドラマ、『最後から二番目の恋』の舞台になったエリア。
駅を降りて辺りの空気を吸った瞬間、ああ来て良かったなと心から思いました。
極楽寺は今日も静か。
町名にもなっている極楽寺は、大好きなお寺のひとつです。特に朝がいい。
敷地は広くないけれど、茅葺屋根の山門から真っすぐ続く長い参道は他にはない美しさがあって、本堂へと歩いているうちにどんどん心が落ち着いてゆきます。
今日は私の前を導くように、一羽の紋黄蝶がひらひらと飛んでいました。
お寺や神社はそれぞれ雰囲気というか空気が違っていて、ここ極楽寺はおっとりとした懐かしい感じがします。子どもの頃の、時間が無限にあった頃の感覚と似ています。
時間は無限にあって、でも空間は自分の半径100メートルくらいしか把握できていなくって。すごく狭い世界を途方もなく広く感じてた頃の、懐かしい感じです。
基本情報としては、鎌倉唯一の真言律宗の寺で、建立したのは北条義時の三男、重時。
今は決して大きくないけれど、かつての寺域は広大だったそうです。
参道の脇に並ぶ桜の木、特に本堂の手前にかなり立派な幹が立っていて、満開時はまた格別に綺麗だろうな。来年は見に行きたいです。
同じく境内に立つサルスベリの巨木は、夏に花を咲かせるのでしょうか。
門前の紫陽花もシーズンには近くの成就院と相まってたくさんの人が訪れるようです。
また、極楽寺は門前に一見すると民家のような導地蔵堂があり、子育てのパワースポットとして知られています。
本堂の横にも、赤ちゃんを抱いた子育地蔵尊が祀られています。赤い瞳が印象的なお地蔵さまでした。
子ども達が、大人になるまで無事に元気に育ちますように。
次は、成就院へ。
極楽寺から徒歩2分ほど、長谷方面に向かう極楽寺坂切通しの途中で、階段を上った上にあります。
ご本尊は不動明王で、こちらは縁結びのパワースポットで有名だそう。
本堂にはお願いを祈りながらお不動明王様にお参りしてください、というような事が書いてありました。祈願寺なのですね。
小さなお寺ですが、何組もの参拝者で賑わっていました。
こじんまりした境内には、人の一生に寄り添ってくれるような様々な像が並びます。
不動明王のお顔は恐いけれど、優しさを感じるお寺です。
帰りは逆の方向から降りようと、門を出て振り向くと、眼下に広がる景色がこちら。
絶景ですね。
参拝の後にこの景色を見れるというのは、かなりのご褒美に感じます。
極楽寺坂に戻って、長谷方面に向かいます。