鎌倉に恋して

ひとりで、大好きな鎌倉にひたすら行きまくっているブログです。

鎌倉・長谷 花の寺と自然派ランチ #3 光則寺とてぬぐいカフェ 一花屋

今日のコース

  1. 極楽寺 
  2. 成就院 
  3. 虚空蔵堂 
  4. EKIYOKO BAKE
  5. 長谷寺
  6. てぬぐいカフェ 一花屋
  7. 光則寺

 

 

 

長谷寺を参拝した後は、ちょうどよくお昼の時間。

 

この辺りは行ってみたいお店がたくさんあるのですが、今日は てぬぐいカフェ一花屋 に行ってみました。

江ノ電の線路に面した御霊神社のすぐそばにあります。

 

 

蔦で覆われた、趣のある古民家カフェ。

てぬぐいカフェと店名についていますが、カフェの一角にてぬぐいも販売している、という規模でした。

靴を脱いであがるタイプで、和風家屋をそのまま活かした内装になってます。

縁側いいですね。お寺町のお店に来た、という気分が上がります。

 

 

食事は[お惣菜とおむすびのプレート]と[酒粕と季節野菜のカレー]があって、カレーを選びました。いつもだいたいカレーを選んでしまいます。1650円。

ドリンクかデザートか選べたので、トゥルシー茶なるものをチョイスしました。

 

ツブツブ見えているのが、麹だそうです。

体に良さそう!な味がしました。こういった自然派の食事は、好きな方はとても好きだと思います。周りの席では、皆さん美味しい美味しいと言って食べていました。

ごちそうさまでした。

 

お腹も満足したので、いよいよ光則寺へ向かいます。

 

 

位置としては長谷寺のとなり。駅前の通りから、長谷寺に続く道の一本向こうの道を左折して進み、駅から5分ほどで入口に着きます。

周囲の山に囲まれるようにして建つ光則寺は、山門の50メートル程手前から町並みが変わり特別な雰囲気がします。

 

初めて訪ねた時、何の前情報もなくなんとなく行ってみたのだけど、その一本道を歩きながらやけに心が踊りました。

無人の山門で拝観料100円を入れるようになっているのですが、100円玉を持ってなくて。でも諦められず、門からのぞくその境内にどうしても入りたくて、もとの大通りに戻って自販機で小銭をくずしてまで入場したのでした。

 

胸騒ぎと言えるほどのその期待が気のせいじゃなかったことを、中に入って実感しました。

この世にこんなに美しいところかあるのかと思ったほどで。

 

周囲を見回しながらゆっくり一歩ずつ歩き、360度どこを見ても感動して、鳥の声が聞こえて、所狭しと植えられた木々の隙間から光が届いて、正に桃源郷のよう。

絡み合うように枝を伸ばす様々な木々や、周囲の山にすっぽり包まれるような立地の行き止まりのような安心感。

このコンパクトな境内に、完全に完結した美しい世界を感じました。

そのくらい心を動かされた場所です。

お寺なのだけれど、もはや私にとってはお寺じゃない。でも鎌倉のお寺じゃなければ、このような世界感はきっと実現しなかったでしょう。

ありがとう、鎌倉。

幾度も訪れるうちに最初の感動はだんだん薄れてきたものの、やっぱり私にとって特別な場所です。

 

光則寺は鎌倉有数の花のお寺と呼ばれています。

境内の庭園にはびっしりと多種の草木が植えられ季節を彩ります。

なのに私はちょうどお花が咲き誇る時期にお参りしたことがないのですが、

でも正直、花が咲いていても咲いてなくてもどちらでもいい。花が咲いてなくても、真冬でも。

 

 

お寺の歴史は鎌倉時代。鎌倉仏教・日蓮宗の宗祖である日蓮が迫害に合った際、その弟子の日朗が捕らえられたのがこの場所でした。その後この地の持ち主である人物が日蓮宗に帰依し、屋敷を光則寺にしたと伝えられています。

境内の裏山には、実際に幽閉されたとされる土牢が残っています。

門を入って右側からしばらく登って行くのですが、近くに寄るとけっこう、かなり、恐いです。

私は基本ぼっち鎌倉なので、ちょっと目の前までは行けないです。

 

 

 

 

朱色の山門はめずらしいのではないでしょうか。

さながら秘密の花園の入口と言いたくなるような、独特の雰囲気があります。

門と本堂の間に円形の庭園があり、ぐるりと周ってお参りします。

 

 

苔も、その中に咲く小さな花も、ミカンの木も、なんでこんなに綺麗なの、と思ってしまう。

 

 

こんなに素敵なお寺なのに、長谷寺と高徳院に挟まれてあまり有名じゃないせいか、ほとんど人がいなくて静かなのも魅力です。

今日もいい時間をもらいました。

 

 

今日は長谷から江ノ電で鎌倉まで戻って、帰宅。

朝一で極楽寺に向かい、長谷まで。移動距離は少ないけれど、時間をかけて思う存分お寺をめぐりました。

5時間、約1.5キロ。