鎌倉に恋して

ひとりで、大好きな鎌倉にひたすら行きまくっているブログです。

混雑を避けてまわる秋の鎌倉 #3 長寿寺・浄智寺・喫茶吉野・東慶寺


今日のコース

  1. 寿福寺
  2. 英勝寺
  3. 海蔵寺
  4. テールベルトとカノムパン
  5. 亀ケ谷切通
  6. 長寿寺
  7. 浄智寺
  8. 喫茶吉野
  9. 東慶寺

 

 

 

テールベルトとカノムパンを出た後は、亀ケ谷切通しを通って北鎌倉方面に向かいます。

 

亀ケ谷切通しは「切通」という名が残っているものの、道等は完全に舗装されている道路。先程のテールベルトとカノムパンの辺りから一山越えて、建長寺の方に抜けることができます。

 

その出口にあるのが長寿寺です。

長寿寺は室町幕府の創始者・足利尊氏の邸跡に立てられたお寺で、境内のやぐらには尊氏の遺髪を埋葬されたとされるお墓もあります。

春と秋の週末という期間限定で公開されていて、拝観料は300円。拝観できる日が限られているので、訪ねる時は要注意です。

でもタイミングが合うなら、絶対に訪れたいスポットです。

大変美しい庭園を持つお寺で、特に紅葉の時期の圧巻な美しさは息をのむほど。

その名の如く、長生きできそう。

本堂から続く小方丈と書院には椅子や座布団がいくつも置いてあって、座って景色をゆっくりと楽しむことができます。

 

ただ。

11月頭、まだ早かったです。残念!

去年の記憶だと、11月下旬がピークでした。

タイミングが合えばリベンジしたいな。

 



 

長寿寺の前の道路(横浜鎌倉線)をそのまま北鎌倉駅方面に向かい、線路も越えてしばらく行くと左側にあるのが浄智寺。

 

浄智寺と言えばまず思い浮かぶのが、大変ユニークな面持ちをした布袋尊でしょうか。鎌倉江ノ島七福神のひとつです。

 

でももちろんそれだけじゃない、趣のあるとても素敵なお寺です。

 

1281年、北条氏により創建。鎌倉五山の第四位に数えられている事からも格式の高さを窺えますが、私は浄智寺に対してなんとも言えず優しげな風情を感じます。

まず特徴的なのが山門とその先に続く参道でもあるなだらかな石段。まるみがあって、とても柔らかい印象を受けます。

 

 

拝観料は200円。受付をすませ、鐘楼門をくぐって本堂へ。

ご本尊は三体並んだ木像三世仏坐像です。

室町時代に造られたというこの三像は、左から順に阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒如来。過去・現在・未来の三世に渡って人々の願いを聞き入れてくださるそうです。

本堂の後ろ側には唐突に観音菩薩像が祀られていて、この観音様もすごくいい。

拝観順路がわかりやすく示されていて、その最後の方のやぐらに布袋尊が祀られています。そのお顔を拝むと、気持ちもほっこり。

 

境内を一周ぐるりとまわるようにできている拝観コース。最初の鐘楼門の場所に戻るようになっています。

道路から少し奥まった場所にあり、静かな雰囲気に包まれた浄智寺。落ち着いて拝観することができます。

余談ですが公式HPもなんだか可愛いくてほっこりします。

 

 

浄智寺を出た後コーヒーを飲みたくなったのでひと休みすることにしました。

横浜鎌倉線をまたそのまま北鎌倉駅に向かい、東慶寺の麓にある 喫茶吉野へ。

全体的に焦げ茶で暗めの内装がシックな喫茶店。一面の窓ガラスの向こうの緑を眺めながら、ひと息つけました。

 



 

 

コーヒーを飲んだらそのまま東慶寺を参拝。

午後も遅い時間の東慶寺は人も少なくとても静かです。

夕暮れの近い冴え冴えとした空気の中で対面した釈迦如来坐像は、今日もすばらしくハンサムでした。

大満足です。

 

 

紅葉の季節の鎌倉と言えば駅周辺の雑踏を思い浮かべますが、今日周ったコースは、日曜にもかかわらず比較的空いています。

人混みに出会うこともなく、たっぷりと散策を楽しむことができました。

鎌倉駅からスタートして、繁華街から一本離れた道沿いのお寺をめぐり、モーニングとランチとお茶もはさみつつ北鎌倉駅でゴールです。 

7時間、約3.5キロ。