今日のコース
- COBAKABA
- 本覚寺
- 妙本寺
- 常栄寺
- 八雲神社
- 安国論寺
- 長勝寺
- ミルコーヒー&スタンド
- 光明寺
kotobukikamakura.hatenablog.jp
本覚寺からさらに奥に100メートルほど入った場所に、妙本寺の総門が見えます。
立派な総門をくぐると幼稚園があって、普通に住宅がいくつかあって、その奥に方丈門という門があって、ここから境内地に入ります。広いです。
階段をいくつか上っていくと本堂があり、その奥にまた二天門なる門があります。
妙本寺は、今年の大河ドラマでもスポットを浴びた比企一族に由来があり、鎌倉仏教開祖の1人である日蓮を開山に仰ぐ、日蓮宗最古の寺院。
この一帯は比企能員一族が住む谷戸であったことから、『比企谷(ひきがやつ)』と呼ばれているそう。境内には比企一族のお墓もあります。
つくりと言うか雰囲気と言うかが、心なしか池上本門寺に似ている気がします。
大きな日蓮聖人像もあります。
山あいの、自然豊かなとても静かなお寺。
「落ち着いた」という言葉がしっくりくるかもしれません。
背の高い木に囲まれていて、大人の雰囲気。お寺に対して言う言葉じゃないかもしれないけど、良い意味でテンションが低い感じ。
静けさが美しく印象に残ります。
紅葉がとても綺麗で、写真教室(?)のグループや婚礼写真の撮影をしている方達もいました。
拝観料はなく、自由に参拝できます。でも厳かな雰囲気があって、周囲と少し空気が変わる。観光寺じゃないゆえでしょうか。
妙本寺に行くと、そこだけ別枠のような不思議な感覚で記憶が残ります。
箱庭のように独立している。
鎌倉の他のお寺や神社、町並みと一線を画すような、独特な空気のあるお寺です。
妙本寺の総門の前の道まで戻り、海の方に向かって歩きます。
この道沿いに、いくつかの寺社があります。
まず150mほどで左側にあらわれるのが、『ぼたもち寺』こと 常栄寺。
鎌倉時代、日蓮が市中引き回しにあった際に、この地に住む老婆がぼたもちを差し出したという逸話が『ぼたもち寺』と呼ばれる由縁です。
全然関係ないけど、この「ぼたもち」って響きが昔から好き。
昔話によく出てくるせいか、何かこう憧れがあります。あんまり口にする機会ないからですかね。
なので「ぼたもち寺」って響きもいいですね。1度聞いたら忘れない。
だけどこのお寺の特徴は通称だけではありません。
門をくぐると、こぢんまりとした境内に、これでもかとばかりに生い茂る溢れんばかりの草花。
とにかく植物の生命力の力強さがすごいです。
めずらしい由縁と通称と度を越すほどの植栽。
物語性がうまくマッチした個性的なお寺です。
次はおとなりの八雲神社へ。