鎌倉に恋して

ひとりで、大好きな鎌倉にひたすら行きまくっているブログです。

鎌倉・大町、日蓮宗最古のお寺とぼたもち寺 #2 妙本寺・常栄寺

今日のコース

  1. COBAKABA 
  2. 本覚寺 
  3. 妙本寺 
  4. 常栄寺   
  5. 八雲神社 
  6. 安国論寺 
  7. 長勝寺 
  8. ミルコーヒー&スタンド 
  9. 光明寺 

 

 

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本覚寺からさらに奥に100メートルほど入った場所に、妙本寺の総門が見えます。

 

 

 

 

立派な総門をくぐると幼稚園があって、普通に住宅がいくつかあって、その奥に方丈門という門があって、ここから境内地に入ります。広いです。

階段をいくつか上っていくと本堂があり、その奥にまた二天門なる門があります。

 

妙本寺は、今年の大河ドラマでもスポットを浴びた比企一族に由来があり、鎌倉仏教開祖の1人である日蓮を開山に仰ぐ、日蓮宗最古の寺院。

この一帯は比企能員一族が住む谷戸であったことから、『比企谷(ひきがやつ)』と呼ばれているそう。境内には比企一族のお墓もあります。

つくりと言うか雰囲気と言うかが、心なしか池上本門寺に似ている気がします。

大きな日蓮聖人像もあります。

 

 

 

 

山あいの、自然豊かなとても静かなお寺。

「落ち着いた」という言葉がしっくりくるかもしれません。

背の高い木に囲まれていて、大人の雰囲気。お寺に対して言う言葉じゃないかもしれないけど、良い意味でテンションが低い感じ。

静けさが美しく印象に残ります。

紅葉がとても綺麗で、写真教室(?)のグループや婚礼写真の撮影をしている方達もいました。

拝観料はなく、自由に参拝できます。でも厳かな雰囲気があって、周囲と少し空気が変わる。観光寺じゃないゆえでしょうか。

妙本寺に行くと、そこだけ別枠のような不思議な感覚で記憶が残ります。

箱庭のように独立している。

鎌倉の他のお寺や神社、町並みと一線を画すような、独特な空気のあるお寺です。

 

 



 

妙本寺の総門の前の道まで戻り、海の方に向かって歩きます。

この道沿いに、いくつかの寺社があります。

 

 

 

まず150mほどで左側にあらわれるのが、『ぼたもち寺』こと 常栄寺

 

 

 

 

鎌倉時代、日蓮が市中引き回しにあった際に、この地に住む老婆がぼたもちを差し出したという逸話が『ぼたもち寺』と呼ばれる由縁です。

 

全然関係ないけど、この「ぼたもち」って響きが昔から好き。

昔話によく出てくるせいか、何かこう憧れがあります。あんまり口にする機会ないからですかね。

なので「ぼたもち寺」って響きもいいですね。1度聞いたら忘れない。

 

だけどこのお寺の特徴は通称だけではありません。

門をくぐると、こぢんまりとした境内に、これでもかとばかりに生い茂る溢れんばかりの草花。

とにかく植物の生命力の力強さがすごいです。

 

めずらしい由縁と通称と度を越すほどの植栽。

 

物語性がうまくマッチした個性的なお寺です。

 

 

次はおとなりの八雲神社へ。