北鎌倉から鶴岡八幡宮にかけて歩いた際。
お腹がすいたので、前から気になっていた アルビコッカ に寄ってみた。
グーグルマップで見かけて、「高台の隠れ家一軒家カフェ」というイメージに惹かれて行ってみたいと思っていた。
鶴岡八幡宮の横側を脇に入って閑静な住宅地の1本道をしばらく進むと、その店はあった。
お店の前にイタリアの国旗がかかっている。
100年の歴史を持つ古民家をリノベーションした(公式サイトより)カフェレストラン。
階段を上って入口へ。
中はキレイに改装されていて、ごくシンプルな内装。
高い場所の敷地と窓の多さがよく活かされていて、明るくて開放的。
〝坂の上のこじんまりした古民家イタリアンカフェ〟
物語を感じられるお店だ。天気の良い日に、坂道を上ってたどり着いたことが嬉しくなるような。
1人でフロアを切り盛りしている店員さんの接客も心地良い。
窓際の1名席に案内してもらった。テラス席も空いていたけど、ちょっと暑そうだった。
11時過ぎに入ったのだけど、続々と人や予約が入って昼には満席になった。予約しておいた方が無難かもしれない。
ランチはお肉とお魚とパスタ数種類があって、『鎌倉野菜のボロネーゼ』1,800にした。
セットドリンクでアルコールも選べたので、ビールを頼んだ。
暑いくらいの陽気だし、歩いたし、真っ昼間だし、坂の上だし、古民家カフェだし。
全ての条件がそろって、この1杯がもう最高に美味しかった。
幸せー!を実感する時。全部揃った瞬間。もうこの一口で大満足。
ビールって1杯しか飲めないのだけど、その1杯が最高に幸せ。
サラダもボロネーゼパスタも、変に小洒落てなくて、実直な味がして、とっても美味しかった。
トイレは広くてすごくキレイで、2つあった。トイレがキレイなお店が好きだ。
小町通りのドルチェファールニエンテと並んで、鶴岡八幡宮近辺で覚えておきたいお店が増えた。
ごちそうさまでした。
お店を出てから、細くなる坂道をさらに上ってみた。
なんとも言えずいい雰囲気。この道は巨福呂坂と呼ばれるらしい。つきあたりは私有地で、山につながっている。
アルビコッカのすぐ裏手に、小さな鳥居と急な石段を見つけた。
青梅聖天社 と案内が立っている。
あまりにもひとけがないのでちょっと恐る恐る、上ってみた。
上には鳥居と2つのお社が建っていた。1人なのであまり長居はできなかった。あまりにもひとけがないと、やっぱりちょっとこわい。
立ち寄った店の近くに神社を発見するのは、鎌倉あるあるだ。
と言うか、山の入口には必ずあるんだろうな、神社が。
そしてリスも。やっぱり、普通にいる。