いわゆるアフタヌーンティーというやつが好きだ。
たっぷりのミルクティー、ジャムとクロテッドクリームが添えられたスコーン、庭の緑と食器の小花模様、、、
ホテルのラウンジとかでやってるキラキラした3段トレーよりも素朴な風情の焼き菓子に惹かれて、英国の本場ティールームをひたすらめぐるような写真集を擦り切れるまで愛読していた。
近年〝ヌン活〟というワードが流行したらしく、数年前よりもアフタヌーンティを楽しめるようなお店が増えた気がする。
最近の鎌倉のカフェでも多いのが、古民家・ヴィーガン・そして、英国式(ティールーム)だ。
狭いエリアの中に、紅茶とスコーンを楽しめるお店がいくつも集まっている。
イギリスと言えばガーデンのイメージが強く、それが鎌倉の土地柄としっくりくるからかしれない。
Tea & Teaware Bluewater は、由比ヶ浜にほど近い静かな住宅街の中に立つ一軒家のティールーム。
今年できたばかりらしく、グーグルマップで見つけてワクワクしながら訪れた。
江ノ電由比ヶ浜駅から徒歩2分。グレーの家の前に、小さな看板が出ている。
ガラスの扉を開けて、中へ。
店内は天井が広く、広々とした空間。女性の店主が1人で切り盛りしていて、入口手前はティーウェアのコーナーになっている。
奥の2人掛けの席についた。
広い空間にテーブルがゆったりと配置されている。白い壁が爽やかで、大きな窓からは裏庭の緑を眺められた。
ミルクティーと、お菓子は迷ったすえにヴィクトリアケーキを注文した。合計で1,100円くらい。
和洋中あらゆるお菓子の中で焼き菓子が1番好きだし、焼き菓子の中でもバターをたっぷり使ったクッキーやパウンドケーキに目がない。子供の頃なんて、運動場をみんなが行進する「ザクザク」という音を聞いて「美味しそう」と思っていた。誰にもないしょだけど。
そして中でも、クッキーとケーキの中間みたいなやつがたまらない。銀座ウエストのドライケーキは、世界で1番好きなお菓子だ。
クッキーとケーキの中間みたいなやつを食べてその後ミルクティーを飲むと、「こんな美味しいことってある!?」と毎回感動する。
ホームメイドの焼き菓子も熱々のミルクティーも、期待どおりの美味しさだった。
静かな空間で至福のティータイムを過ごし、心身の疲れがほぐれた。
店名がなぜBluewaterなのかは分からないけど、青くて美しい水を体内に取りこんだように、心地良い時間だった。
こちらのお店は由比ヶ浜のすぐ近くだけれど、江ノ電の長谷駅との感覚が狭いので長谷寺や高徳院に行った帰りに十分に寄れる圏内だ。
長谷でまたお気にの店ができて嬉しい。
長谷のステキカフェ