鎌倉に3つあるハイキングコースのひとつ、祇園山ハイキングコース。
鎌倉の中心街に隣接した祇園山を歩く道程は約1キロ。3コースの中で最も気軽に楽しめる。
小町の燕CAFEをでランチをした後、その東勝寺跡側の入口に向かった。
カフェの裏手に流れる滑川を横切り、
さらに坂を少し登ると左側に東勝寺跡。ここは何もない草地になっている。
そのままさらに奥に進むと祇園山ハイキングコースの入口がある。
入口横にある 高時腹切やぐら はロープで通行止めされていて近くまで行けなかった。
東勝寺跡と腹切やぐら。このふたつは鎌倉幕府滅亡の舞台となった地だ。
その先入観かもしれないけれど、入口はうっそうと暗く、入るのにちょっと勇気がいった。
女性のにぎやかな2人組がちょうど入って行ったので、そそくさとついて登る。
でも入ってしまえば全然そんな事はない。ごく普通のハイキングコースだ。
祇園山は、山って言うか裏山という感じで、コース中はほぼ眼下に住宅地を見渡すことができる。
近所の子どもがどんぐりを拾いに来そうな、町と隣接する小さな山だ。
でも森林浴は十分に楽しめるし、上ったり下りたり小さい高低差が多くて歩きがいがある。
途中右側に、比企一族にルーツがある日蓮宗最古のお寺、妙本寺を通り過ぎる。(降りることはできない)
ほぼ出口にさしかかったところで、見晴らし台の案内が出ているので寄ってみた。
見晴らし台からは海を一望できる。これは気持ちいい!思わず深呼吸。
ベンチがあって、女性たちのグループが楽しそうにおやつを分け合っていた。
元の道に戻って、ほどなく下山。
所要時間は30分。ゴールは 八雲神社 の境内に通じている。
出口に差し掛かると、もう街の喧騒が聞こえてきた。
八雲神社の出入口は、笑っちゃうほど狭い。大人が1人ななめになって通れるくらい(笑)。
最後に八雲神社でお参りして、終了した。
永保年間(1081〜1084年)、源義光が京都祗園社の祭神を勧請したのが起源といわれる八雲神社。
厄除祈願の神社なので、こっちからスタートしたらちょうど良いかもしれない。
鎌倉駅から近くて、距離も短く、気軽に楽しめる。海を見渡せる見晴台もある。
短時間でさくっと山歩きを体験したい時、「おためし」にぴったりのハイキングコースだった。