やっと行けました。3ヶ月ぶりの鎌倉。
いつの間にか夏が終わり肌寒くなったこの日、久々の鎌倉はあいにくの雨だったので、大好きな2つの美術館を巡ることにしました。
天気は良くないものの、駅周辺は午前中早い時間から賑わっています。
行楽の秋ですね。
最近は見てないけれど、大河もそろそろ佳境に入るのかな。
まずは鎌倉駅から歩いて10分ほどの、鏑木清方記念美術館へ。
『鏑木清方と渡辺省亭』という展覧会をやっていました。
画家の邸宅跡地に建つこのこじんまりとした美術館は、その全てが好きです。
休憩コーナーから眺められる小さな庭も和みます。
今日も整えられた空間の凛とした空気と美しい日本画に癒やされました。
雨の日と日本画は相性が良いと思う。
鏑木清方記念美術館を出た後は、お昼ご飯を食べることに。
ちょうど美術館のすぐ近くにいいお店があります。
小町通り沿いの2階にある Dolce far niente は、たっぷりの鎌倉野菜が食べられる、イタリアンのお店です。
サラダとドリンクがついて1700円弱のパスタランチは、見た目も鮮やかで嬉しくなります。もちろん味も美味しい。小町通りのお店ってなんとなく嫌厭しがちですが、ここはおすすめです。
そのまま北鎌倉方面へ歩くか迷ったけれど、雨脚が強くなってきたので、いったん鎌倉駅に戻って電車で北鎌倉へ。
次は葉祥明美術館です。
大好きな葉祥明さんの原画を見ることができる、こちらもまた小さな洋館の美術館。
ほぼ2ヶ月に1回企画展が変わるので、いつも楽しみに訪れています。HPの割引クーポンを使って500円。
今やっているのは『おばあちゃん だいすき』という絵本の原画展でした。
絵本作家としてデビューした初期の作品らしく、少しグレーががった緑や青空の風景がとても目に優しく穏やか。少し素朴さもある作品の数々は、見ていると懐かしい感じがして心が落ち着きました。
目も心も満たされたら、さあ次はお茶、となります。
東慶寺の近くにある古民家カフェ、喫茶ミンカ に行ってみました。
ここはなぜかすごく人気があって、しかも予約ができないので入店するのに順番待ちがデフォルトだったりします。
私が待つかもしれないリスクがあってまで行く理由は、大大大好きなドラマ『最後から2番目の恋』の中に出てくるからです。『続』の方で、和平さんと涼太がお昼を食べようとしていたのがこちらです。
運良く待たずに席に座ることができました。平日の午後、雨もけっこう降っていたのでちょうど良く空いていて落ち着いてお茶を飲むことができました。
お昼の時間帯はどうしても混むし待っている人もいたりなので、ランチではなく午後のお茶で訪れる方がおすすめです。
時間がたくさんあればもっともっとゆっくりしたかったけど、子どもが帰宅する時間が迫っているので帰らなければなりません。
朝はしとしとくらいだった雨が、帰りにはざーざー降りになっていました。
でも雨の鎌倉も、こんなふうに楽しめば良いものです。
洗濯日和ではないけれど、久々の鎌倉で心の洗濯になった一日でした。