今日のコース
- VERVE
- 宝戒寺
- 鶴岡八幡宮 国宝館
- 鏑木清方記念美術館
- ミルクホール
この日は朝がちょっとゆっくりめのスタート。 あまり遠くへ行くのはやめて、鎌倉駅の近くで楽しむことにしました。
まず宝戒寺に行きたくて、その途中にある VERVEでモーニングコーヒーを。
鶴岡八幡宮へ向かう若宮大路の右側、八幡宮の少し手前にある、コーヒーブランドのカフェです。
ホットコーヒーとパウンドケーキで1200円は高いなあと毎回思うけど、つい寄ってしまう。立地と店構えの勝利ですね。
電源があるからかPC率が高いので、ゆっくりする前提の人が多いのかな。
カリフォルニアスタイルのどっしりとした開放感のある店内は、たしかに長居したくなる心地良さです。
鶴岡八幡宮を正面から見て右側に200メートル程の位置にある宝戒寺。
私は心の中で「期待以上の仏像群に会える寺」と勝手に呼んでいます。
駅からも鶴岡八幡宮からも近くて繁華街からあまり離れていない場所にあるので、逆に見落としてしまいがちなのだけど、とても見応えのあるお寺です。
花の寺でもあり、境内には桜や梅、サルスベリなど様々な木が植えられています。 特に時期になると境内を埋め尽くす白萩が有名で、『ハギの寺』とも呼ばれています。
また随時写経の受付をしていて、拝観時間内に申し込めば離れの広林庵で写経体験することができます。今度ゆっくり時間をとって写経体験してみたいな。
拝観料300円を払って中に入り、本堂へ。
ご本尊は、子育経読地蔵大菩薩。
鎌倉二十四地蔵尊の1番とされています。
他にもまるで博物館のように様々な仏像が並び、近くで拝むことができます。このもったいぶってない感じがすごく好き。
HPによると、その数は17体。右奥には閻魔様もいます。
最近、自分が仏像の中でもとりわけ地蔵尊が好きなことに気付きました。
地蔵菩薩像を目の前にすると、胸がキュッとなって視界がギュィーンッとなります。
圧倒的に視線の強さを感じるのも、いつも地蔵尊です。
後醍醐天皇が北条氏滅亡後その霊を慰めるため足利尊氏に命じて建立させたと云われる宝戒寺。
その土地は、元は北条義時以来の北条得宗家の邸跡だった所です。
さすが北条執権、良い場所にあったのですね。
そう思うと、なんとなく鎌倉の官房長官ぽく見えてくる宝戒寺です。