鎌倉に行っていない。
この半年ほど、長女の受験だったり親の介護だったりその合間に去年の秋に急にはまった宝塚歌劇団宙組トップスターの退団公演だったりで、仕事と子育て以外の全ての時間が埋まって隙間なしだった。
それらの全てが終わった今、ほんの1ヶ月前までかウソみたいに生活のペースががらりと変わり隙間だらけになったけど。
まだ鎌倉まで遠出する元気は出なくて、代わりに休みのたんび、週2回も3回もに上野公園に通いつめている。
最後に鎌倉に行った時は刺すような寒さの真冬だったのに、春が過ぎて初夏が過ぎて いつのまにかうだるような暑さと湿気の季節になってしまった。
そうなると秋の涼しさが訪れるまでまたしばらく行けなそう。
なので、まだ冬だった頃に散策した鎌倉の記録を、今さらながら綴っておこうと思います。
たしか2月、長女の受験の直前。
年末以来で久しぶりだったので、順路とかは深く考えず、とにかく行きたい所に片っぱしから行こうと周った散策だった。
朝一で電車に乗り鎌倉駅におりたち、まずは朝食を食べに由比ヶ浜大通りの パンとエスプレッソと へ。
鎌倉駅から10分弱かな。
元は酒屋さんだったという古民家をリノベーションしたお店は、「いかにも!」(良い意味で)な鎌倉らしいかっこよさのある雰囲気。
ちょっとレトロ、しっかりおしゃれ、ショーケースに並ぶパンに心がおどる。
空気の冴えた2月の朝に、甘くてパリパリのパン・オ・ショコラも、1杯のホットコーヒーも、レトロかっこいいパン屋カフェの空気もぴったりくる。
小さな幸せ。
席数はそんなに多くなくて、お店の端っこに4テーブルくらい。
階段があるので2階もあるのかと思ったら、途中で止められていて、お店は1階のみだった。
ただ、奥の中庭にテラス席もあるみたい。寒くて見てないけど。
すごく「らしく」って、1度で十分だと思ったけど、1度行ってみたかったので十分満足した。
ぼっちで行くよりも、誰かと一緒の時の方が向いてるかも。
パンとエスプレッソと の後鎌倉駅に戻り、今度は今小路をのんびり歩きながら鶴岡八幡宮方面に向かう。
途中で 川喜多映画記念館 と、大好きな 鏑木清方記念美術館 に寄る。この2つはすぐ近くにある。
かなりの頻度で立ち寄る鏑木清方記念美術館は、私にとってかなりの癒しスポット。
涼しげな美人画は、爽やかな風のように心をすーっと静めてくれる。
日本画って本当にきれいだと思う。
川喜多映画記念館の庭に梅の花が咲いていた。
お次は定番の 鶴岡八幡宮 へ。
遅くなったけど、一応新年のご挨拶を兼ねてお参りした。
鶴岡八幡宮に向かう時は、若宮大通の段葛を通って行くのももちろん王道だけど、線路の左側の今小路を通って向かうのもおすすめ。
緑の多いのんびりした風景と雰囲気に癒やされる。
鳶の鳴き声もかなりいい。「鎌倉に来たな〜」と実感できる。
次は荏柄天神社に向かいつつ、もうランチ!